今日は、人生の節目でもある「退職」について、ちょっと思うことを話します。
「退職」って、法律に書いてある通りにやれば終わり、なんて若い頃は思っていました。
でも、実際に会社を辞めるとなると、それだけじゃないんですよね。
今になって、実際に退職を経験してみると、そう感じるんです。
ネットとか見ると、「自分で言えよ」「甘ったれるな」みたいなコメントも目にします。
でも、そういう人たちは、今まで退職を経験したことがないんじゃないかなと思うんです。
なぜって、会社がスムーズに動いてくれないと、その後に必要となってくる書類がなかなか手に入りませんからね。
離職票:これがないと失業保険がもらえない。生活に直結する大事な書類。
雇用保険被保険者証:自分がちゃんと雇用保険に入っている証明。
社会保険資格喪失証明書:健康保険を切り替えるのに絶対必要。保険証がないと病院に行けません。
源泉徴収票:年末調整と確定申告で必要。これがないと次の会社や税務署でもめます。
会社が「はい」と言って、すぐにこれらの書類をくれるとは限りません。
「退職は認めない!」なんて言われたら、全部ストップ。マジで面倒くさいことになります。
こんな、ある意味どうでもいいようなことでゴタゴタして、会社とやり取りしなきゃいけないくらいなら、誰かに頼りたいと思いますよね。
だから、「退職代行」というサービスが出てきたのは、ある意味当然の流れだと思います。
会社と私たちみたいな労働者が、ようやく少しだけ対等になれた気がするんです。
「退職代行なんて、海外にはない日本独自の変な制度だ」なんて言う人もいます。
でもちょっと待ってください。
アメリカなら、会社と揉めたら普通に弁護士に頼むでしょ?
向こうでは弁護士は、もっと身近な存在なんだそうです。
契約のモメ事は、本来、弁護士の仕事の範疇なんですよね。
でも、日本ではどうですか?
弁護士さんって、なんかちょっと敷居が高いイメージがありませんか?
そんなに気軽に相談できる相手じゃないですよね。
だから、日本で退職代行みたいなサービスができたのは、むしろ必然だったのかなと、私は思います。
もちろん、スムーズに退職できるのが一番いいですけどね。
もし今、退職の手続きで困っていたり、会社とのやり取りがしんどいと感じている人がいたら、「退職代行」という選択肢があることを覚えておいてほしいんです。
それは決して「甘え」なんかじゃない。
自分の心と体、そしてこれからの人生を守るための、賢い選び方の一つだと、私は思います。
退職は、新しいスタートを切るための大事なステップ。
それがスムーズに進むように、もっとみんなが安心して辞められる社会になってほしいですね。
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